Culture Vulture

ライター・近藤正高のブログ

『「もしも」で読む長嶋茂雄(仮題)』試し読み

きょう11月23日開催の文学フリマ東京41で発売するつもりで準備を進めながら、出店自体を見送ったため果たせなかった新刊のひとつ『「もしも」で読む長嶋茂雄(仮題)』から序文を、お詫びと予告かたがたこちらで公開します。 本書はタイトルにあるとおり、さ…

文学フリマ東京41出店見送りのお知らせ

今週日曜、11月23日に迫った文学フリマ東京に「Culture Vulture」として出店予定でしたが、突然ではありますが今回は出店を見送ることにしました。今月に入って仕事が立て込んでおり、一日時間をとるのがどうも難しそうだと判断したためです。すでにWebカタ…

2024年

<2023年|2025年> 「「不倫は文化」発言の真相、21歳差の“年の差婚”、古希を迎えて新たな挑戦も…石田純一70歳の「あきらめない人生」」(「文春オンライン」2024年1月14日) 「世代論によるクレイジーキャッツあるいはクレイジーキャッツによる世代論」(…

モハメド・アリ――アリが蟻に自分を重ね合わせたとき(初出:「cakes」2016年6月24日)

1974年10月30日、アフリカ中西部のザイール(現・コンゴ民主共和国)の首都キンシャサで行われたボクシングの世界ヘビー級タイトルマッチで、当時の王者ジョージ・フォアマンにモハメド・アリが挑戦して勝利を収め、その7年前にベトナム戦争に反対して徴兵を…

「風刺漫画なんかいらない?」転載にあたって――あらかじめ書かれた追悼文よ

先月最後の月曜、9月30日にイラストレーターの山藤章二が亡くなった。その訃報に接し、ほぼ1年前、私が文学フリマで頒布した個人誌に書き下ろした風刺画に関する文章のなかで山藤氏についてかなりの文字数を費やして言及していたことを思い出した。『週刊朝…

風刺漫画なんかいらない?(初出:『近藤正高 書き下ろしエッセイ集 ぐちは云うまい こぼすまい』其の二、2023年11月)

2021年の東京オリンピック直前、『毎日新聞』経済面のよこたしぎの一コマ漫画「経世済民術」(2021年6月5日付朝刊掲載分)が、ちょっとした“炎上”になった。 折しもコロナ禍の最中であり、日本国内では、国際オリンピック委員会(IOC)は巨額の放映権料など…

和田誠――イラストレーターという職業を世に知らしめる(初出:「cakes」2019年11月18日)

イラストレーターでグラフィックデザイナーや映画監督としても活躍した和田誠が亡くなってから、きょう10月7日で5年が経ちました。これに合わせて、亡くなった翌月にウェブサイト「cakes」の拙連載「一故人」で彼をとりあげた回をここに再掲載します。 異例…

樹木希林――内田裕也と久世光彦と、時々、森繁(初出:「cakes」2018年10月15日)

俳優の樹木希林が2018年に亡くなってから、きょう9月15日で丸6年が経ち、7回忌を迎えました。これに合わせて、亡くなったちょうど1ヵ月後に彼女の人生を「cakes」の拙連載「一故人」でたどった回を再掲載します。 舌禍事件で名ディレクターと絶交 女優の樹木…

さくらももこ―― グータラなまる子、働き者のももこ(初出:「cakes」2018年10月1日)

『ちびまる子ちゃん』などの作品で知られるマンガ家のさくらももこが2018年に亡くなってから、きょう8月15日で丸6年が経ち、七回忌を迎えました。これに合わせて、訃報が伝えられたのち「cakes」の拙連載「一故人」で彼女をとりあげた回をこちらに転載します…

はからずも予言の書?~『総理の辞め方』本田雅俊著(初出:「日経ビジネス・オンライン」2008年9月3日)

岸田文雄首相がきょう8月14日、9月に予定される自民党総裁選への不出馬を表明し、それにともない首相を辞任する方向となりました。このタイミングに合わせ、いまから16年前の2008年9月(北京五輪の翌月)に当時の首相・福田康夫の辞任発表を受けて、ウェブサ…

「一故人」全記事リスト

ウェブサイト「cakes(ケイクス)」が2012年に開設されて以来、2022年にクローズするまで10年にわたって私が連載した「一故人」の全記事のタイトルと公開日をここにリストアップしておきます。そのときどきで亡くなった著名人の生涯を振り返った同連載は、20…

あなたはいま、ニセモノをつかまされている!

徳島と高知の県立美術館が所蔵し、最近になって贋作の疑いの出ていた油彩画について、「天才贋作師」と呼ばれる画家のウォルフガング・ベルトラッキが「私が描いた作品だ」と認めたという(「読売新聞オンライン」2024年7月21日配信)。 疑惑の出ている作品…

ニール・アームストロング――月着陸30年を経て明かされた真実(初出:「cakes」2012年10月1日)

アメリカが1972年に終了したアポロ計画以来、約半世紀ぶりに始動させた有人月探査「アルテミス計画」において、将来的に日本人宇宙飛行士も月面着陸することが今年(2024年)3月、日米間で合意されました。他方、6月には中国の無人探査機が月の裏側からのサ…

2023年

<2022年|2024年> 「「金のことだけを考えたくねえなって」と木村拓哉(50)が語ったことも…SMAP最大のヒット曲の陰にあった“賛否両論”」(「文春オンライン」」2023年1月1日) 「タモリが「あれを超える出来事はない」と断言…『Mステ』ドタキャン騒動の「…

2022年

<2021年|2023年> 「平手友梨奈、清原果耶、木村拓哉の長女・Cocomi、久保建英が「新成人」に…「2001年世代」のスゴイ顔ぶれ」(「文春オンライン」2022年1月10日) 「49歳になった深津絵里が“10代のヒロイン”を演じても、違和感がない「2つの理由」《朝ド…

2021年

2020年|2022年> 「箱根駅伝、前代未聞の“替え玉事件”とは?「誰も知らない日大ランナーが3区でごぼう抜き…」」(「Number Web」2021年1月1日) 「『天気の子』新海誠&野田洋次郎はどっちも丑年の年男。ワクチンの語源は牛…2021年の天気はきっと晴れ!」(…

2020年

2019年|2021年> 「子年生まれ列伝!明智光秀、渋沢栄一、明治天皇、ノーベル賞吉野さん、今上天皇、最年少レコード大賞の子役」(「エキレビ!」2020年1月3日) 「「いだてん」第0話として観ると更に傑作、市川崑の傑作映画「東京オリンピック」」(「エキ…

2019年

2018年|2020年> 「「下町ロケット」新春ドラマ特別編はまるで大人向けの戦隊ヒーロー物だった。農業ロボット、発進!」(「エキレビ!」2019年1月3日) 「ビートたけし、西田敏行、美輪明宏、渡辺謙、鈴木亮平、土屋太鳳…ベテランから若手まで亥年生は名優…

ゆるゆると過去エントリーを更新中

せっかくこの「Culture Vulture」をはてなダイアリーからはてなブログに移行したのだからと(ブログ移行後、暫定的にタイトルに「新・」と冠していたものの、結局とった)、昨夜あたりから、自分がここ数年のあいだ、どこに発表するわけでもなく備忘録として…

2018年

2017年|2019年> 「三谷幸喜正月時代劇「風雲児たち〜蘭学革命篇〜」元日夜放送…嗚呼みなもと太郎の傑作歴史マンガが遂に!」(「エキレビ!」2018年1月1日) 「原作と脚本が見事にマッチングした正月時代劇「風雲児たち〜蘭学革命篇〜」続編が観たくてたま…

君は『君は~を見たか』という書名を見たか

urbanseaさんの以下のツイートを見て いかに「君は山口高志を見たか」という書名が優れているかを、新井の父の手記から改めて広島が初優勝した1975年、旧市民球場まで日本シリーズを見に行きました。阪急の山口高志さんの真っすぐが本当に速くてね。ちょ…

賞を贈る側の事情

この秋の褒章でケラリーノ・サンドロヴィッチに紫綬褒章が贈られると聞いて、山下洋輔が2003年に紫綬褒章を受章するに際し、評論家の相倉久人に言われたという言葉を思い出した。 受章の決定時、山下へ相倉から電話があり、《『山下も勲章をもらうようになっ…

トリビアの真偽は?

国鉄の「いい日旅立ち」キャンペーンが始まったのは、調べてみたところ、40年前のきょうらしい。キャンペーンソングに使われた山口百恵「いい日旅立ち」のレコードリリースは、キャンペーン開始の約2週間前の1978年10月21日。 よく聞かれるトリビアで、「い…

山崎正和に文化勲章

山崎正和が文化勲章を受章したということで、去年中央公論から出た『舞台をまわす、舞台がまわる―山崎正和オーラルヒストリー―』を本の山から引っ張り出す。 演劇界、論壇、アカデミズム、そして政権ブレーンとして政界と、複数の分野で活躍してきた著者だけ…

樹木希林とジャニス・ジョプリン

樹木希林とジャニス・ジョプリンは同い年(1943年生まれ)で誕生日もわずか4日違い(それぞれ1月の15日と19日)。そう言われると、声も何となく似ている気がしてきた。だから内田裕也が惚れたのかと思わないでもない。 cakes連載「一故人」では、樹木希林…

最初の日本シリーズの開催球場は?

NPBのオフィシャルサイトで、1950年に開催された最初の日本シリーズ(セは松竹、パは毎日が出場)では、対戦チームが互いの本拠地ではなく、試合ごとに球場を移動していたことを知って驚く。しかも移動日は後楽園での第2試合の翌日、東京から関西に移動する…

バカリズムの芸名の由来は?

バカリズムという芸名(本来はコンビ名)は、ひょっとして、アフォリズム→アホリズム→バカリズムという連想からなのか。まあ、お笑い芸人の芸名やユニット名はわりと思いつきでつけられているものが多いけど。

『新婚さんいらっしゃい!』初代司会者は月亭可朝だった

『新婚さんいらっしゃい!』は当初、月亭可朝をメイン司会に始まったということを、文春オンラインのこの記事を書いたとき初めて知った。 bunshun.jp 現在まで司会を務める桂文枝(当時、三枝)はサブ的ポジションからスタートしたものの、番組開始から数ヵ…

文春オンライン連載「ご存知ですか?」2018年3月分一覧

「ご存知ですか? 3月1日はラグビー選手・五郎丸歩の誕生日です」(「文春オンライン」2018年3月1日) 「ご存知ですか? 3月2日は飛鳥池遺跡で「天皇」木簡が出土したと発表された日です」(「文春オンライン」2018年3月2日) 「ご存知ですか? 3月5日は『探…

『小野田さんと、雪男を探した男~鈴木紀夫の冒険と死~』

このあいだの日曜(25日)にNHKのBSプレミアムで放送されたドラマ&ドキュメンタリー『小野田さんと、雪男を探した男~鈴木紀夫の冒険と死~』がなかなか面白かった。ドラマパートで小野田寛郎の役に扮したのが塚本晋也と、小野田が赴任したフィリピンでの激…