2004-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2004年

2003年以前|2005年> 「ウワサの映像『ワラッテイイトモ、』騒動記」(『Quick Japan』Vol.52、2004年1月) 「サブカルチャーガチンコ批評 書籍編」(『ウラBUBKA』2004年11月号〜2005年6月号) 「あのマンガ家とこのマンガ家が家族!?」(『ウラBUBKA』200…

ついに綿矢りさのフォロワーが登場!?

そういえば今月の『ウラブブ』での書評について全然紹介していなかった。今回とりあげたのは、白岩玄『野ブタ。をプロデュース』(河出書房新社、ISBN:4309016839)、永井豪『デビルマンは誰なのか』(講談社、ISBN:4063646106)、重松清『スポーツを「読む…

シングル盤の死?

ぼくが担当した出版編を含む今月の『ウラBUBKA』の年末企画「プレイバック!! オタク・エンタメ業界2004」で、特に興味深かったのは九龍ジョー氏による音楽編だ。それを読んで、今年は実に15年ぶりにシングルCDからミリオンセラーが出なかったということを知…

限りなく蹴りたい背中の中心に近いノルウェイの森で、愛をさけぶブルー

ぼくが今月発売の『ウラBUBKA』で担当した今年の出版界を振り返るページに対して、id:erohenさんが言及してくださった(id:erohen:20041229)。出版界の一年間のできごとを表にまとめておきながら全然気がつかなかったのだが、今年はW村上の持っていた記録が…

『Re:Re:Re:』vol.3発行延期のお知らせ

まるでたまっているものをすべて放出するかのように猛烈な勢いで日記を更新しております。いましがた今月何度リピートしたかわからないベートーベンの第九をまた最初から最後まで通しで聴き終えたところです。いやー、『ポップ・ミュージックとしてのベート…

書店での出会いなんて本当にあるのかよ

ニューヨークの書店で思い出したけど、クリスマスイブにこんなニュースが報じられていた。 独身者が出会う「最高の場」は書店、NY世論調査ニューヨーク――クレジットカード大手、アメリカン・エクスプレスは24日までに、25歳から35歳までのニューヨー…

「思想界のナタリー・ウッド」死去

批評家ソンタグさん死去 米政権を鋭く批判【ニューヨーク29日共同】「他者の苦痛へのまなざし」などの評論を通じ、米政権を鋭く批判してきた米国屈指の批評家で作家のスーザン・ソンタグさんが28日、ニューヨーク・マンハッタンのがんセンターで死去した…

大つごもりだというのに…

年の瀬ということと、財布に入っていた新五千円札を見ていたら何だか樋口一葉の「大つごもり」が読みたくなり、本の山の中からちくま日本文学全集の『樋口一葉』(ISBN:4480102418)を引っ張り出してきて読む。案外短い上に、一葉の文章は文語体ながらすごく…

だいたひかると『異邦人』の共通点とは…?

今年はあらすじ本ブームの年でもあったわけだけれども、それを締めくくるようにTBSで『ほんの…おさわり劇場』という深夜番組が放映される。内容は、7冊の小説のさわりの部分を紹介した映画の予告編風の映像が流されたのち、詳細を山田五郎が解説し(司会は…

これから出るムック

『つくば科学万博クロニクル』(洋泉社、ISBN:489691886X)。来年は愛知万博開催の年だけど、一方では科学万博開催から20年を迎える年でもあるのだ。大阪万博の関連書は数あれど、科学万博を振り返る本はおそらくまったくなかっただろうから、これは楽しみ。…

ミソニコフ・クイタビッチ

で、コミケ・忘年会明けの31日に一応帰省するつもりで、すでに新幹線の切符も買ってあるんだけど、個人誌の準備といい依頼されてる仕事の進行といい、帰省するとすべて一旦断ち切られてしまうのがどうにももどかしい。でもこの一年ずっと実家には帰ってない…

推定少女が年末のコミケに出店

コミケといえばこんな情報も… http://www.parfit-fan.com/suiteistyle/release/info/index.html なにぃ〜、推定少女がコミケに出店だと〜。企業ブースだろうか? とにかくくわしい情報を待とう。…って、もうきょうからコミケは始まっているというのに、くわ…

年末模様

気がついたら今年もきょうを入れてあと3日。早ッ! うっかりして、きのう放映された『徹子の部屋』年末恒例のタモリがゲストの回を見逃してしまった。くやしい。 ここ数日は個人誌『Re:Re:Re:』vol.3を30日に出すべく準備を進めていたんだけど、現時点では…

今年一年のオタク・エンタメ業界を振り返るには便利な一冊!

『ウラBUBKA』2月号が届く。今月より巻頭に「ウラ通」というトピックスページが設けられ、何だか『サイゾー』とか『R25』みたいなことになっています(個人的には「大塚愛、BUKKAKEで世界進出!」という記事がツボにハマりました)。 『R25』といえば、先日…

古典落語「粗忽長屋」を文字どおり換骨奪胎

ぼくから皆さんへクリスマスに贈る、ちょっぴりハートウォーミングな友情物語! 題して『平成一六年の粗骨長屋』。やや長くなりそうなので、二夜連続(いや、ひょっとしたら三夜連続になるかも)でお届けします。 ……と思い、一旦は第1回をUPしたのですが、W…

『電車男』は寅さんの夢を見るか

先日、四ッ谷駅のホームに大きく『電車男』の看板広告が出ているのを見かけました。版元の新潮社がいかに同書の販促に力を入れているかがうかがえます。しかし一方で『電車男』に対しては、あんなもんネットの内容をそのまま紙に移しただけじゃねーか! とい…

クリスマスイブイブの渋谷の空の下で

彼女がクリスマスパーティーを開くというので、午後、渋谷で会う。一年半ほど続いてきた彼女とのつきあいだが、最近どうも惰性になりつつあり、ぼくはそのことに嫌気がさしていた。実を言うと、きょう久々に彼女と会うことにしたのも別れを告げるためだった…

プロ野球各球団史

球界再編問題で揺れた今年はプロ野球誕生70年の年でもあった。その節目にあたってベースボール・マガジン社からは『日本プロ野球70年史』(ISBN:4583038089、http://www.bbm-japan.com/top/topics/baseball70year/index2.html)なんて本が出されたが、持って…

「万国博覧会」はなぜ“死語”になったのか

1970年の大阪万博の正式名称は日本万国博覧会だった。しかし来年開催される愛知万博の正式名称は日本国際博覧会であり、万国博覧会という語は使われていない。たしかにもとより英語では万博はan international expositionと呼ばれているわけで、「万国」より…

新語・流行語大賞の可能性?

新語・流行語大賞が、その年最低の映画に授与されるアメリカのゴールデン・ラズベリー賞や失言や珍発言に贈られるイギリスのThe Foot in Mouth awardみたいになる可能性もあったのではないか? ようするにもらった人が喜ぶというよりむしろいやがるような、…

仕事納めか?

午前から午後にかけて『ストリートシュガー』誌のネーム書き。おそらくこれで今年は仕事納め。って早いな、おい。 以下、最近ふと思ったことシリーズ

見事なまでにプロレス体型のソニンに瞠目

ソフト・オン・デマンド初の劇場映画『あゝ! 一軒家プロレス』の新宿シネマミラノでの上映がきょうまでということで、あわてて観に行く。久々に徹底して荒唐無稽な映画を観たという感じ。いきなりとんでもない事実があきらかにされて、物語が急展開してしま…

『ワラッテイイトモ、』再上映!

あのK.K.氏の映像作品『ワラッテイイトモ、』が、きょうから来週金曜まで早稲田のアップリンク・ギャラリーで再上映される模様。 詳細はこちら→http://www.uplink.co.jp/gallery/log/000170.html 思えば、ぼくがこの作品を『Quick Japan』でとりあげるため、…

今度はぜひ殿方さんの下ネタが見たいです

日本テレビで放映中の『人類滅亡と13のコント集』を初めて見る(http://www.ntv.co.jp/jinrui/)。この番組は放映の始まった頃から、マキタスポーツやペイパービュウ、殿方充、米粒写経*1などありえないメンバーが出演しているとの噂を聞き、どんなものなの…

本当に男気のある人はインタビューのゲラに赤を入れないものらしい

夕方6時半よりジュンク堂池袋店で開催された吉田豪さんの『人間コク宝』(コアマガジン、ISBN:4877347585)刊行記念のトークセッションへ。同書の担当編集者で『ウラBUBKA』の編集長でもあるTさんを進行役に、本当にたくさんの裏話が聞けて大変楽しい時間…

「彫刻」といっても既製品だけどね

ピカソの名作、便器の彫刻に負ける [ロンドン 1日 ロイター] 世界の芸術をリードする500人に、最もインパクトのある現代芸術の作品5点選んでもらったところ、便器の彫刻が1位になった。 ピカソの名作「アヴィニョンの娘たち」が2位、「ゲルニカ」が…