「バブル文学史」の可能性?

夕方までになんとか『Kluster』の原稿「バブル期をめぐる覚書」(仮題)をあげる。本来だったらプリントアウトして、赤を入れるところだが、実はまだ修理を終えたPCにプリンタのドライバをインストールしていなくて(バカ……)、それをやってるとさらに時間が食いそうなので、ざっとPC画面で全体をチェックしてそのまま送信する。気がついたら400字詰め原稿用紙に換算して30枚以上書いてた。バブル経済についての基本説明をやや長く書きすぎたせいかもしれない。
とはいっても、時間やもうちょっと勉強すればまだまだいくらでも書けたと思う。たとえばバブルと当時の日本文学との関係については書こう書こうと思っていたのだが、結局最後の最後で断念した。まあ、次号の『Kluster』には文芸評論でも活躍される仲俣暁生氏のインタビューが載るそうだから、恥をかかずに済んだかもしれないけど。
でも田口賢司の一連の小説や小林恭二の『ゼウスガーデン衰亡史』とか、あるいはいまだ書かれていない田中康夫経済小説(康夫ちゃんとしては初の男性が主人公の作品になるはずだった)とか、いくらでもバブルとかかわりのありそうな作品は思いつく。また改めてどこかで書こう。