本に恩返し。――ブック・恩*6

サイン会が一瞬にして終わってから、銀座からちょっと足を伸ばして築地へ。いまでも牛丼(しかも和牛の)が食えるという吉野家の築地本店を雨の中探しまわったのだが、結局見つからず。でもあとで改めて調べてわかったのだけど、たとえ見つかってもこの店舗は13時閉店なので、どっちにしろ夕方に築地に来たぼくは牛丼にありつけないことに変わりはなかったみたい。結局、牛丼ではなく、ふらりと入った築地市場前の海鮮丼屋であじ丼を食べる。
その後、築地市場前から都営12号線に乗り東中野経由で帰路につく。東中野ブックオフ中上健次のエッセイ集『時代が終り、時代が始まる』を買う。1100円也。どうでもいいが、ブックオフが反感を抱かれている一因には、その店の名が「本をオフにする」というネガティブなイメージを想起させるからというのもあるのではないか。どうせなら、梨を有りの実、スルメをアタリメと呼ぶ要領で、「ブック・恩」とかそういう名前に変えればいいのに*1

*1:まったくの余談だが、「エロ本の殿堂・芳賀書店がBOOK OFFに対抗してその店名を『BOOK ON』と改称!」てなネタを以前つくったことがある。そんなネタ、田中康夫の「東京ペログリ日記」でも読んでなきゃわかんねえっつーの。