『ファウスト』vol.3雑感

未明の変な時間に起きてしまい、ふたたび寝ようにも寝られないので『ファウスト』の最新号をぱらぱらと読む。舞城王太郎の新作「駒月万紀子」に相変わらずうまいなーと感嘆し(また最近の毎月のように繰り出されるその作品の発表ペースにも驚かされる)、太田編集長による講談社の編集者・宇山日出臣氏へのインタビューには、太田氏の先輩のあまりの持ち上げように圧倒される。
あと、森川嘉一郎の記事「ワビ・サビ・萌え」に添えられた、「萌え」とか「ぷに」といった語の和風のフォントを用いての解説は、文中ではまったく触れられていないけど、かつて磯崎新などが手がけ、欧米各地を巡回した「間―日本の時空間展」における解説のパロディだよな。