結論:花火大会とコミケの同日開催は避けろ

正午すぎに家を出て、先述したチベット太郎氏「新約・モリモリの歌」オリジナル肉筆版の印刷のため西新宿のキンコーズに向かう。自宅の最寄駅にホームにたどり着くも目の前で電車を逃してしまった。JR総武線から東中野都営12号線に乗り換え、西新宿へ行くつもりだったのだが、東中野駅の券売機の前で路線図を確認してようやく都営12号には西新宿という駅がないことを知る。しかし西新宿五丁目という駅はあるのだからまぎらわしい。仕方ないので都営12号で都庁前まで出て、都庁前駅から西新宿駅までをつなぐ地下通路をたどってようやくキンコーズの西新宿店までたどり着く。途中には動く歩道もあったのだが、土曜だからか運転を中止しており、正直ここまで来るだけで疲れる。おまけにクソ暑いし。
印刷から製本までの作業は1時間半もしないうちに終わる。できあがったばかりのコピー誌を鞄に詰めてキンコーズを出たのは14時15分ぐらいだったろうか。炎天下の中を汗だくになりながら、歩いて新宿駅へ。コミケ二日目の会場へ行くためである(その主たる目的は、酒徳ごうわくさんらのサークル「映像温泉芸社」へのあいさつだ)。埼京線ホームからりんかい線直通の電車に乗ってコミケ会場の最寄駅・国際展示場前まで向かうつもりが、その直通列車(たしか新宿発14時26分だったと思う)を目の前で逃す。元はといえば、出かけに自宅の最寄駅で電車を目の前で逃したのが運のつきか。どうやらきょうは電車を目の前で乗り逃す日らしい。しょうがないので、次に来た新宿・湘南ラインに乗って大崎まで出て、大崎からりんかい線に乗り換えることにする。それにしてもクソ暑い。大崎駅に着くと、反対側のホームにはすでにりんかい線の電車が待機しており、あわてて飛び乗る。が、何と発車まで10分以上待たされる。一体どういうダイヤを組んでいるのだろうか。おかげでいらいらしながら発車まで待たされる。おまけにクソ暑いし。電車に乗っていると、途中、浴衣姿の女の子がどんどこ乗り込んでくる。どうやらきょうは東京湾の花火大会らしい。そんな車中の光景を眺めていたら、ふと昨晩『笑いの金メダル』でカンニングの竹山が「浴衣を見て男はエロいこと考えてます!」と絶叫していたのを思い出してしまい、必死に笑いをこらえる。
そんなこんなで、ようやくコミケ会場にたどり着いたのは15時20分頃。終了の16時を前にすでに撤収したブースもちらほら見受けられる中、汗だくになりながら、「映像温泉芸社」で売り子をされていた酒徳さん、それから松梨智子監督、ミナミユー監督と、バカ映画ファンにとっては憧れの監督たちに御挨拶するとともに、酒徳さんの新作『クビレンジャーVSアタマイザー5』のDVDを購入。購入特典としてクビレンジャー・レッドと握手もさせてもらう。
その後は特に目的のサークルもなく、会場内の食堂でカレーを食ってから、コミケに来ている旧友に明日のチケットを一枚渡すため会場出入り口で落ち合う。友人に無事チケットを渡し、立ち話をしたのもつかの間、今度は大阪から上京した田中北京氏と会うため、待ち合わせの浜松町へ向かうことに。しかし、いつも利用している浜松町行きの直通バスはきょうに限って、花火大会のためレインボーブリッジを通れないとかで運休。りんかい線の駅前には長い行列ができ、浜松町近くの竹芝埠頭まで出る水上バスのチケットは完売と、都心まで出るのはそうとう困難な状況となっていた。おまけにクソ暑いし。結局ぼくは、ゆりかもめで新橋まで出て、山手線で浜松町まで出るというルートを選ぶ。しかしゆりかもめに乗るまでもそうとう待たされ、乗ったら乗ったで、狭い車内に押し込まれ、すっかり汗ぐっしょり、喉はカラカラで、もうヘトヘトの状態でようやっと新橋へと流れ着く。しかしどういう宿命か、新橋でもまた、目の前で山手線を乗り逃すのだった。ああ。