電波喫茶?

『ウラBUBKA』の編集者H氏と次号書評の打ち合わせ。毎回ぼくのほうから候補として何冊か本を用意していくのだが、これが回を追うごとに冊数を増している。とりあげられるのは4冊だというのに、10冊近く持っていったりして……。それでも今回は、初めからこれは絶対にとりあげたいと思った本があったりして、わりとすんなり決まったのだが。
それより今回変だったのは、打ち合わせで入った喫茶店である。クラシックが流れるこじゃれた雰囲気のこの店でH氏が注文しようとしたら、マスターに「自分と至近距離で注文しないと波動(いや、周波数だったかな?)がうまく伝わらず、おいしいコーヒーができない」などとわけのわからないことを言われたのだ。さらに、H氏がぼくの分とあわせてオーダーしようとすれば、「自分で注文しなければだめだ」などと言われる始末。一体何なのよ! H氏は面白かったと言っていたけれども、ぼくはどうもこういう店は苦手。やっぱりぼくは味音痴と言われようが、アメリカンコーヒーが煎れ放題のミスドのほうがよっぽど落ち着くのだった。