世界の終わりと安藤美姫の美しきスピン

先週の土曜、久々に飲んだあと帰りがけにコンビニに入ったところ、表紙の安藤美姫(以下、姫と略)があまりにもかわいくて、つい『Number』最新号(2月10日号、第620号)を買ってしまった。姫はほぼ時期を同じくして『週刊プレイボーイ』のグラビアにも登場しているが、いやいや、はっきり言って『週プレ』よりも『Number』のほうがずっとファンの求めているものを「わかってらっしゃる」(特にここまで強調していいのかというくらい谷間が強調された21ページの写真は必見)。おそらくこの号は古書市場で値段がつり上がることだろう*1
ところで、同号掲載の彼女への独占インタビューを読んでいたら、最後のほうでこんな発言が。

「美姫、トリノに出たら、次は出ません。18歳で引退します。(引用者注:浅田)真央とかいるし、次までやりたくないんですよ。そのあと結婚して、22歳で子供を産む。で、その子を自分で育てて、オリンピックに連れてってもらう。そこで美姫はバカンスを楽しむ」

えええっ、18歳で引退!? しかも結婚なんて……そりゃあねえ、あなたぐらいの年の女の子だったら、案外みんなそんな夢を見ちゃうのかもしれないけど、そんなふうに夢見てるうちにあっという間に年なんてとっちゃうものよお。わたしだってそうだったし。フゥー(と気だるそうにタバコをふかす)……え、何? ひょっとしてそれって、別に夢見てるとかそういうわけじゃなくて、現実にもうそういう相手がいるってこと!? えええっ、そんなことマスコミにバレたら大変じゃない。いい、一つだけ忠告しておくけど、たとえ相手がどんな人であろうと、いまは男と写真なんか撮っちゃだめよ、絶対にッ!
…一時中断…
…………
……
ただいま本文執筆中に、筆者にまったく別の人格が憑依しました。その際、一部誤解を招きかねない発言があったことを心よりお詫び申し上げます。
さて、もう一度気を取り直して――
そういえば先月のある晩、たまたまNHKのニュースを見ていたら、昨年末のスマトラ沖地震の影響で地球の自転速度がわずかながら速まったというニュースが報じられていた。その内容はだいたい次の記事と同じ。

地球の自転わずかに速まる スマトラ沖地震

 【ワシントン10日共同】米航空宇宙局(NASA)は10日、昨年12月26日のスマトラ沖地震の影響で地球の自転速度がわずかに速まり、計算の結果、1日の長さが100万分の2・68秒短くなったとの解析結果を発表した。
 地球の中心部に向け大量の物質の移動が起きたのが原因とみられ、NASAの研究者は「アイススケートの選手が両腕を体に引きつけてスピンをすると回転が速まるのと同じ原理だ」と説明している。
 変化は小さ過ぎて検出できておらず、標準時への影響も「無視できる」という。研究者は衛星利用測位システム(GPS)などのデータを詳細に分析し、検出を試みるとしている。
共同通信) - 1月11日10時31分更新

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050111-00000045-kyodo-soci

この記事にもあるとおり、NASAの研究者がアイススケートをたとえにあげているのを受けて、くだんのニュースの中でも資料としてスケートの映像が出てきたのだが、そこで使われていたのが姫の映像だった。けっして大きくはない体に両腕を引きつけ、クルクルと猛スピードでスピンする姫。その凛々しい姿を見ていたら、地球の回転がちょっとぐらい早まったって全然かまわないじゃないか、たとえそれで世界の終わる日が早まろうとも、彼女が氷上で見せる一瞬は、永遠にも等しいのだから――などと思ってしまったぼくは、やはり何か間違っているのでしょうか?
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とりあえず、安藤美姫石田未来南谷結の三人を、ぼくは「東海の三美少女」と呼びたい。それにしたって、『中学生日記』に南谷結を出すのは反則だと思う。

*1:今号の『Number』は「彼女はもっと強くなる。female Athletes 2005」と題した女性アスリート特集号で、安藤美姫のほか村主章枝柴田亜衣シャラポワなどが登場している。ちなみに過去に女性アスリートを特集した『Number』のバックナンバーは、神保町のある古書店へ行くと軒並み数千円の値がつけられている。