科学万博とヌード

ついでに書いておくと、くだんの『ウラBUBKA』の記事で紹介した中でぼくが一番の気に入った「裏ネタ」はこれでした。

政府出展のテーマ館では篠山紀信が女性のヌードを撮った映像作品『シノラマ・人間』が展示され、当時はまだご法度だったヘアのようなものが映っていると話題に。

政府出展のパビリオンでこんな作品を発表してしまうとが、また篠山紀信らしい気がする。ヌードと博覧会といえば、科学万博からさかのぼること90年前の明治28年(1895年)に京都で開催された内国勧業博覧会では、黒田清輝の描いた裸体画「朝妝(ちょうしょう)」の展示をめぐって議論が起こっているが、それを考えると、科学万博でのこの一件はやはり画期的なことだったと言えるのではないだろーか?