ユリイカ増刊『オタクVSサブカル! 1991→2005年ポップカルチャー全史』(責任編集 加野瀬未友+ばるぼら)

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http://d.hatena.ne.jp/otokinoki/20050730
すでに、責任編集の加野瀬未友さんをはじめ、更科修一郎さん、吉田アミさん、乙木一史さんら執筆者の方たちが告知していましたので、ぼくのほうからもお知らせしておきます。
ユリイカ』の増刊「総特集*オタクVSサブカル! 1991→2005年ポップカルチャー全史」が、来る8月8日頃に発売される運びとなりました。同増刊ではぼくも、ばるぼらさんが聞き手を務めた赤田祐一氏へのインタビューの構成を担当したほか、論考を一本寄稿しています。
おととい(27日)は、『ユリイカ』を印刷している会社の出張校正室までお邪魔して、自分の担当したページのほか、いくつかゲラをチェックさせてもらったのですが、どれもこれも力の入った原稿ばかりで、この内容を同誌編集部と責任編集のお二人以外では(おそらく)ぼくが初めて読むということが、もったいなく感じられたくらいです。特に、加野瀬さんとばるぼらさんの対談を読んで、90年代以降のポップカルチャーの動向とはどんなものだったのか、これで一望できたような気がしました。とにかく、90年代以降のポップカルチャーを語るには、今後この増刊が必須となるのではないでしょうか。……って、自分がかかわってる雑誌を、そこまでヨイショしてしまっていいのだろうか……(笑)。
なお、ぼくが同増刊に寄稿した論考「カミガミの黄昏――〈一九九三年〉以前・以後」は、もともと『サブカル評論』というぼくの友人らが発行しているミニコミ紙で発表したもので、今回ばるぼら氏の依頼で新たに手を加えて発表することになった次第です。しかし、せいぜいコミケ文学フリマぐらいでしか販売していないあの冊子を入手していたばるぼらさんという人は、やはり正真正銘の雑誌マニアだなあ……*1

*1:ばるぼらさん以外にも、南陀楼綾繁さんが『ZAMDA』の創刊号を持っていたということをご自身の日記で書かれていたりと(http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20050619)、最近になって、ぼくのかかわったミニコミが意外な人の手に渡っているのを知ることが増えてきた。こういうのは、ブログを読んでいると言われるより、ずっとうれしいものである。