美少女アスリートブームと萌え文化の関係とは?

『Number』最新号(8月11日号、第633号)の特集は「天才少女伝説。」(表紙は浅田真央)。安藤美姫が表紙を飾った2月10日号(http://d.hatena.ne.jp/d-sakamata/20050202/p2参照)に続き、昨今の美少女アスリートブームに便乗しようという同誌の魂胆が見え見えだが、どうしても買ってしまう。
アメリカ留学中の寺川綾に迫った「灼熱フォトセッション・寺川綾 Be Free!」も個人的には見逃せないが、それ以外にぼくの目を引いたのが、「マリア・シャラポワ 美少女から遠く離れて。」(田邊雅之)というブームを分析した記事だ。同記事中、見開きで掲載された年表には、シャラポワの個人史と女子スポーツ界の流れとともに、社会・メディアの動きとして、オタク文化の流れ――特に「萌え」文化の歩みが事細かに記されているのだが、これは資料としてかなり使えるように思う。