ワセブンと新現実のはざまに

文学フリマ事務局から、来月20日(日)に開催される第4回文学フリマの参加要項・当日案内が送られてきました。さっそく会場配置番号を確認すると、うちのサークル「Culture Vulture」は会場の建物(東京都小企業振興公社・秋葉原庁舎)の2階、B-48という配置。でもって、両脇のサークルは……と見れば、何とまあ、「早稲田文学」と「角川書店アニメ・コミック事業部」ではないですか。まさか、かたや114年の歴史をもつワセブンと、かたや文学フリマの発起人・大塚英志氏責任編集の『コミック新現実』の発行元と、このイベントのシンボル的存在とも言うべき両サークルのあいだに挟まれるとは……これはいやがらせですか?(笑)小渕恵三じゃないけど、「ビルの谷間のラーメン屋」というたとえがそっくり当てはまりそうなポジションですが、だからこそ張り合いも出てくるというもの。ま、せいぜい頑張ります。
で、肝心の販売する本について、文学フリマのサイトにある第4回文学フリマ出店サークル一覧(91〜120)には、

新刊:近藤正高雑文集『Re:Re:Re:』Vol.4。杉浦日向子論・迎賓館見学記などをオール書き下ろしで/余力があれば、Vol.5「戦後60年?―おれの現代“偽”史」も発行/そのほか『Re:Re:Re:』バックナンバー、ミニコミ誌『ZAMDA』『サブカル評論』を販売予定

と一応書いたものの、この分だと新刊は個人誌一冊のみになってしまうかなと。内容としては上記の記事以外にも、愛知万博クール・ビズといった今年の話題のほか、世代や時代をめぐる論考をいくつか書き下ろしたいなーと考えているのですが、たぶん最終的な台割は参加する数日前まで決まらないでしょうなあ……(苦笑)。