残暑お見舞い申し上げます。
告知が遅くなりましたが、あした、夏コミに参加します。場所は東京ビッグサイト・東館ホ-18a「近藤遺跡とサブカル兵馬俑」です。
新刊として、友人らが主宰し、わたしも寄稿しているミニコミ誌『サブカル評論』第13号を発売する予定です。ちなみに前回、冬コミで発売したのは第11号ですが、なぜか第12号が欠番となってしまいました。最新号の小特集では「12号はなぜ、回収しなければならなかったのか」と題し、その謎に迫ります。そのほか特集「金」、天使の辞典「サブカル武将篇」に加え、自由論題として何本か記事が掲載されるという内容で、皆さんにはお目にかかることになるでしょう。どうぞご期待ください。……って、まだ現物は完成していないんですが。きょう夕方、サークル同人で集まって印刷・製本する予定です。
なお、『サブカル評論』を発行するサークル「サブカル堂」のサイトもすでにひっそりと開設されていたりします。まだほんの一部ではありますが、「天使の辞典」収録項目を中心に、バックナンバー掲載の記事もウェブ上に転載していますので、参考にしていただければ幸いです。
ついでに、その「天使の辞典」ですが、今回発売の第13号では「サブカル武将篇」というテーマでお送りするつもりです。当初は「戦国武将篇」でという案も出たものの、それではテーマが限定されすぎて項目があまり集まらないのではないかとの懸念から「武将」というきわめておおざっぱなくくりとなりました。これが災いしたのかどうか、いざ作成をはじめてみたところ、戦国武将の項目はほとんどなく、妙に昭和の軍人が目立ったり、あげくの果てには「加山雄三」(若大将だから)や「田中邦衛」(青大将だから)、「萩本欽一」(大将だから)といった、「おい、こんなもん、誰が入れたんだよ!?」的な項目も加わり、さながら闇鍋状態となってしまいました。まあ、読者の皆さんにはそういった部分も含めて、お楽しみいただければ幸いです。
そんな今回の「辞典」の見本項目として、果たしてどれを紹介すればいいのか迷うところですが、いちおうわたしの書いた「竹崎季長」の項目でもあげておきます。
竹崎季長【たけざき-すえなが】①野心燃焼系武将 ②武力C・統率力D・知力C・政治力D・忠誠B・人望C・行動力S ③一番駆け ④「蒙古襲来絵詞」、石塁 ⑤博多湾沿岸 ⑥鎌倉時代中期の御家人。/竹崎季長とかけて、物書きの卵と解きます。その心は、どちらも「げんこう」で名をあげようとしています。/「蒙古襲来絵詞」の主人公。蒙古軍の新兵器「てつはう」に対して見事なリアクション芸を見せ、歴史に名を残した。/文永の役では恩賞が出なかったことを不服とし、九州から鎌倉まで出て幕府の奉行・安達康盛に直訴。見事、恩賞として領地を獲得した。その行動力、自己プロモーション能力は現代のビジネスマンも見習いたいところ。
凡例:①属性 ②能力値(武力・統率力・知力・政治力・忠誠・人望・行動力をSABCDで示す) ③通り名 ④所持アイテム ⑤得意な戦場 ⑥解説
この『サブカル評論』のほか、ブースではわたしの個人誌『Re:Re:Re:』のバックナンバーなども売るつもりです。あすコミケに行く予定の方は、ぜひ足をお運びくださいますよう、お待ち申し上げております。