鈴木健氏の最新刊『究極の会議』(ソフトバンククリエイティブ、ISBN:9784797341836)の巻末に収録された、鈴木氏とはてなの近藤淳也社長との特別対談*1の文字起こしをさせてもらったことがきっかけで、著者インタビューまで担当させていただくこととなりました。
リアル会議にはとんと無縁なぼくですが、ここ最近、同人活動でメーリングリストやスカイプを使って仲間内で議論する機会も増えており、『究極の会議』で「議事録ドリブン」という方法を知ったときは目から鱗が落ちる思いでした。
個人的には、具体的な方法を提示した第1章〜第3章に対し、最後の第4章では文明論的なスケールの大きい話になるのが面白かったです。とりわけ、土地や組織の束縛から自由になることによって人々のライフスタイルは大きく変わる可能性がある、という予測には、いろいろと示唆されるものがありました(そのことが会議と一体どう関係があるのかについては、実際に本書を手にとってご確認ください)。
――と、まあ、現実的な会議のノウハウから未来の会議のスタイルまで、この一冊のなかでひととおり解説されているわけですが、にもかかわらずコンパクトにまとまっているので、読み終わらないまま挫折……なんてことはないはず。読了後は、インタビュー記事で鈴木氏が語っているように、読者各人が現状に応じて活用していけばよいのでしょう。ぼくも実践してみたいと思います。
※『究極の会議』発売記念サイトのほうも、どうぞ。