わが地元における「団地の時代」の終焉

 この9日から帰省していたのだが、今夜東京に戻る。
 帰省中、久々に自分の育った町を歩いてみると、母校の高校の西側にあった丘が切り崩されて、宅地にするための造成が進められていたり、同じく母校である中学の近くに大規模な墓地がオープンしていたりと、地元の変化にいちいち驚かされた。なによりびっくりしたのは、かなりの敷地を占めていた社宅団地が根こそぎなくなっていたこと。
 僕の育った町はいわゆるベッドタウンで、製鉄会社やNTTなどの社宅があちこちにあったのだが、その多くは近年になって取り壊され、そのかわり新築マンションや建売住宅が台頭しつつある。わが町における「団地の時代」もいよいよ終わりを迎えつつあるようだ。
 帰りがけ、実家の最寄駅のホームで電車を待っていると、駅に面した通りを、右翼の街宣車中島みゆきの「地上の星」を大音響でかけながら通り過ぎていった。右翼のあいだでもきょうび軍歌は流行らないのだろうか?