コピーライターにして、回文作家。

 土屋 耕一氏(つちや・こういち=コピーライター)27日午前3時50分、肝細胞がんのため東京都千代田区の病院で死去、78歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は妻郁子(いくこ)さん。後日、お別れの会を開く予定。
 東京コピーライターズクラブ会長を務めた。代表作に、ヒット曲の題名にもなった「君のひとみは10000ボルト」など。
 http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009033001000871.html

 土屋氏は回文作家としても知られ、『軽い機敏な仔猫何匹いるか』という回文集も刊行しています。訃報に接したとき、真っ先に「佐藤、池田総理、嘘だけ言うとさ」という土屋氏のつくった回文を思い出しました。
 上記記事にもあるように、コピーライターとしての代表作「君のひとみは10000ボルト」は、同コピーが採用されたCMのイメソン(歌ったのは堀内孝雄)のタイトルにもなったわけですが、この当時の化粧品会社のCMソングのタイトルって、たいていコピー先行なんだそうですね。YMOの「君に、胸キュン。」も山下久美子の「赤道小町ドキッ」も坂本龍一忌野清志郎の「い・け・な・いルージュマジック」も、たしかそうだったはずです。