『つくばエクスプレス開業5周年記念誌』

 首都圏新都市鉄道様より、『つくばエクスプレス開業5周年記念誌』をご恵投いただきました*1。この場を通じて御礼申し上げます。そして、開業5周年(ことしの8月24日に迎えられたのですね)、おめでとうございます。
 今回の記念誌によれば、つくばエクスプレスは開業以来、順調に輸送量を伸ばし、開業当初、2010年度の目標としていた一日平均輸送人員27万人を1年前倒しで達成、営業損益も一昨年・昨年度と2年連続で黒字となったとか。沿線風景も、空撮写真を見れば、駅前を中心に大きく変貌していることが一目瞭然です。
 拙著『私鉄探検』にも書いたとおり、秋葉原〜つくば間、58.3キロにもおよぶ鉄道路線が、既存の鉄道路線とは独立したかたちで一気に開業するということは、近年ではかなりまれなことです。しかも開業後は、計画どおりこの地域の鉄道需要を掘り起こすことに成功し、なおも沿線が発展を続けているということは、高く評価されるべきでしょう。
 記念誌には、建設構想から開業にいたるまでの経緯も詳述されているので、おさらいのつもりで拝読させていただきます。

【関連リンク】つくばエクスプレス開業5周年特集「つくばエクスプレスタウンのあゆみ」(UR都市機構)
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 なお、『私鉄探検』に続く私の2冊目の本も現在、12月中旬の刊行に向けて着々と準備を進めているところです。またタイトルなど詳細が決まりしだい、このブログでもお知らせいたします。それまでいましばらくお待ちください。

*1:これは非売品なのでしょうか。公式サイトにも、記念誌について告知は出ていないようですが……。