『新幹線と日本の半世紀』目次ですよ

 今月15日に発売予定の拙著『新幹線と日本の半世紀 1億人の新幹線――文化の視点からその歴史を読む』(交通新聞社新書)の目次が確定しておりますので、参考までにUPしておきます。
 このうち終章に関しては、執筆しているあいだにも次から次から新しい動きがあって、それを一所懸命に追いながらまとめました。ただそれでも不確定要素が多く、すでに一件、よりにもよって責了してから結構大きな動き*1があって頭を抱えているところです。ま、そのあたりはこのブログででも随時、補足・訂正していければと……。

はじめに
序章 ドキュメント・女王陛下の新幹線
第1章 新幹線のルーツをもとめて――まぼろしの計画から東海道新幹線
 1.直系のルーツとしての「弾丸列車」計画
 2.東海道新幹線が実現するまで
第2章 情報社会の到来を告げた新幹線――東京オリンピックから大阪万博
 1.東海道新幹線開業とテレビ時代の本格化
 2.新幹線は情報産業の旗手か
 3.大阪万博から「ディスカバー・ジャパン」へ
第3章 岐路に立つ新幹線――高度経済成長の終焉
 1.西へ延びた新幹線
 2.田中角栄「列島改造論」と整備新幹線
 3.プロ野球と新幹線
 4.名古屋新幹線公害訴訟
 5.各地に広がった公害反対運動
 6.国鉄再建のなかでの東北・上越新幹線の開業
第4章 「シンデレラ・エクスプレス」の時代――国鉄民営化から「のぞみ」デビューへ
 1.国鉄民営化、JR発足へ
 2.「エクスプレス・キャンペーン」の時代
 3.「のぞみ」、走り出す
終章 21世紀の新幹線――3つの視点から展望する
 1.新幹線と地方/東京
 2.海外輸出をめざす新幹線
 3.リニア開発、40年の軌跡
おわりに
主要参考文献

*1:先月26日、同月29日に予定されていたブラジルの高速鉄道の入札が来年4月に延期された、というもの。http://sankei.jp.msn.com/world/america/101127/amr1011270908001-n1.htm