速水健朗さん『ラーメンと愛国』と文学フリマ告知

 速水健朗さんより新著『ラーメンと愛国』(講談社現代新書)をご恵投いただきました。ありがとうございます! 店頭にならぶのは来週あたりでしょうか。パラパラとページをめくったところ、藤子不二雄Aの短編『小池さんの奇妙な生活』や松本零士の『男おいどん』、ドラマ『ふぞろいの林檎たち』『渡る世間は鬼ばかり』など、サブカルチャーからラーメンの歴史にアプローチする箇所も見られて、これから読むのが楽しみです。ご本人のブログでの解説も面白い。カバーの色は日清チキンラーメンのパッケージカラーだとか。

ラーメンと愛国 (講談社現代新書)

ラーメンと愛国 (講談社現代新書)

 なお、同書の129〜130ページでは私の言説がとりあげられています。参照されたのは(巻末の主要参考文献のリストにもあげられていますが)、個人誌『Re:Re:Re: 近藤正高雑文集』Vol.6に収録した拙文「カップヌードルを知らなかった連合赤軍 独身者たちの一九七〇年代」です。この冊子は、来る11月3日(木・祝)に東京流通センターにて開催される第13回文学フリマ(詳細はこちら)でも販売しますので、興味を持たれた方はこの機会をどうぞお見逃しなきよう! なお会場での当ブースの配置は、カ-05「Culture Vulture」です。


↑この表紙が目印です。ちなみにこのカップヌードルの容器の断面模型の写真は、大阪府池田市の「インスタントラーメン発明記念館」で撮ったものですが、先月横浜にオープンした「カップヌードルミュージアム」にも展示されているようですね。