見えすぎちゃって困る…?

昼に入った近所の蕎麦屋で、まあこれ食って頑張れやと自分を励ますために*1うな丼を頼む。出てくるあいだ、何気なくきょう付けの毎日新聞朝刊を手にとると、「青少年読書感想文全国コンクール」の特集の中で綿矢りさがインタビューに答えていた。今月の『文藝春秋』での田辺聖子との対談といい、相変わらず仕事を選んではりますなあ。
で、このインタビューが結構面白かったので、ついつい昼食後、駅のスタンドで毎日新聞を買ってしまう。特に中学時代の読書体験について語った次の箇所なんて、もう……!

 中2の時、眼鏡をやめてコンタクトレンズにした時期に、いっとき本を読まなかったんです(笑い)。
 ――どうして?
 なんか、恥ずかしかったんかな。眼鏡をかけてた時は教室で本を読んでいて、人に見られても平気だったのに、急に恥ずかしくなったんです。部活(演劇部)も忙しかったし、授業もみっちりあるし。

これはようするに、眼鏡からコンタクトに変えたことで視界が広がって、急にまわりが気になり出したということでせうか。その光景を想像するとかなり萌えるっす。周囲で同級生の男子が、「うわ、山田*2ってコンタクトにしたら、超かわいくね?」などと噂し合ってたり……(アホ)。それはそうと中2でコンタクトって早くね? いや、最近はそうでもなかったりするのか。ちなみにぼくのコンタクトレンズとの初コンタクトは19歳ですた。リッチーがこの年齢で芥川賞をとってることを考えると、遅すぎですね。
さて、みんなが訊きたいリッチーの新作については、インタビューの最後でこんな発言が。

 ――小説第3作は?
 まだ考えてないんです。枚数的に長くしたいという気持ちはあるんですが。

うわー、余裕あるなあ。何だかもはや大物感すら漂ってませんか、この発言は。というわけでぼくも気長に待ちます>次回作。

*1:なんだか「負け犬」のレッテルを貼られたOLみたいだ。むなしい…。

*2:もはや言うまでもなく綿矢りさの本姓。