2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧

電波喫茶?

『ウラBUBKA』の編集者H氏と次号書評の打ち合わせ。毎回ぼくのほうから候補として何冊か本を用意していくのだが、これが回を追うごとに冊数を増している。とりあげられるのは4冊だというのに、10冊近く持っていったりして……。それでも今回は、初めからこれ…

サブカルチャーとタブー

前日のぼくの日記(id:d-sakamata:20041128)に対して、安藤健二さんからさっそくリファ返しをいただく(http://d.hatena.ne.jp/m4n4/20041129)。 この人の日記を漁ってると、サブカル論が熱くて面白い。http://d.hatena.ne.jp/d-sakamata/20041023 奇しく…

「歴史の断片化」としてのレトロブーム

さらに、もう一つリファ返し。id:erohenさんからは、『Re:Re:Re:』のvol.1(昨年末発行)に収録したものも含めて、ぼくの文章に対する感想をいただく(http://d.hatena.ne.jp/erohen/20041123)。この感想には、何だか自分の今後の方向性というものを示唆さ…

新幹線が象徴する日本とはいずこに?

このあいだの文学フリマで販売した『Re:Re:Re:』についてぼちぼち言及・感想をいただいている。 id:sikenさんの『Re:Re:Re:』のvol.2への感想(http://d.hatena.ne.jp/siken/20041120)からは、新幹線に対する感覚には同じ日本でも地域によって結構温度差が…

お詫びと訂正

『ウラBUBKA』1月号で『封印作品の謎』をとりあげた書評を、ぼくは以下のように結びました。 著者にはぜひこの手の新たな圧力について、例えば綾瀬の女子高生殺人事件を扱い、ネット上での強い抗議運動により上映中止に追い込まれた映画『コンクリート』な…

叔父さんと僕の冗談関係

中沢新一『僕の叔父さん 網野善彦』(集英社新書、ISBN:4087202690)読了。 今年網野善彦が亡くなった際にぼくは、《親子関係よりは深くなく、おじ・おばの側も甥や姪に対してそんなに責任を負う必要はないがゆえに、この関係が時には親子の関係以上に思想面…

どこか文化祭っぽかったQJF

『Quick Japan』のイベント「Quick Japan Presents FIVAL vol.001 2004 WINTER」(於:新木場・STUDIO COAST、http://qjf.client.jp/)を、友人を誘って観に行く。一番のお目当てはHALCALIとカンニングだったのだけれど、そのほかの出演者も面白くて(ただし…

これがぼくです

http://d.hatena.ne.jp/d-sakamata/about aboutのページに略歴とこれまでの署名記事一覧を掲載。しかし思った以上に、署名記事は少ないもんだなあ……。とにかくもし仕事のご用命等ございましたら、こちらのほうをまずご参照ください。

『ウラBUBKA』今月号の書評ラインナップ

今月は、安藤健二『封印作品の謎』(太田出版、ISBN:4872338871)、タモリ『タモリのTOKYO坂道美学入門』(講談社、ISBN:4063527239)、梅原淳『「80年代鉄道」の再発見』(中央書院、ISBN:488732149X)の新刊3本に加え、「懐かしのこの作品」枠として猪瀬…

特集がいっぱい

ぼくの手元にはまだ届いていないが、今月も『ウラBUBKA』が発売された(もう1月号なんだなあ)。 http://www.coremagazine.co.jp/urabubka/index.html 今月の特集は「ジブリ」「ドラクエ」「ゴジラ」の3本立て……って、旬のものを全部詰め込めばいいっても…

問題はすでに30年前にすべて現われていた!

ついでなので、読了後ずっと紹介しようと思っていた『波瀾興亡の球譜』について書いておく。外資系のペプシが西鉄球団を買収する計画があったという逸話は、今年、ダイエーが球団を外資系企業のコロニー社に売却するという噂が一時飛び交ったことを彷彿させ…

“From ticket puncher to Prime Minister”

岩川隆『忍魁・佐藤栄作研究』(徳間文庫)読了。 主に兄・岸信介との比較から佐藤栄作という人物に迫ったノンフィクション。蛇足ながら、1984年2月15日初刷と奥付にあるこの本には、「84年春休み一斉ロードショー《特別優待割引券》」と書かれた『風の谷の…

日本に恋した純情乙女

先週ひいた風邪がズルズルと続いている……といってるそばからハ、鼻がズルズル……いや、別に熱が引かないというわけでもなく、鼻水と咳が出るといった程度の軽い症状なのだが、頭にもやがかかった感じがずっと続いている。まあ、もともと大してクリアな頭なの…

来月号も宮台氏インタビューが載る模様

夕方、先日の文学フリマで久々に会った編集者のUさんにとある資料を渡すため高円寺で落ち合い、喫茶店でしばし話し込む。Uさんはぼくの太田出版での先輩(といっても入社は一週間ほどしか違わないのだけれども)で、現在は『情況』という雑誌に出入りして…

狩猟に明け暮れた先祖がわたし

久々に神保町におもむき、仕事用の本を狩猟。……のつもりが、いつのまにかサブカル専門古書店のブックパワーで太田眞一『週刊本20 長島茂雄のユートピア』(朝日出版社)、テリー伊藤『王さんに抱かれたい』(飛鳥新社)を、東京堂書店の絶版文庫コーナー(こ…

お〜い、中村クンっ♪

久々に青山に来たということで、再開後初めて青山ブックセンターの本店を訪れる。店に入ったところで、いきなり相武紗季ににらみつけられる……ように見える写真が表紙を飾った藤代冥砂責任編集『最前線』vol.1(ISBN:4255002959)を見つけ、一も二もなく手に…

日本48番目の県にはこんな街が…

どうにか回復したようなので、しとしと降る雨の中を青山のPinpoint Gallery(http://www.pinpointgallery.com/)で開かれている山田心平君の初個展を見に行く。心平君は、ぼくがひところ大変お世話になった中野ハルコロホールのオーナー代理・山田真珠美さん…

一回休み

風邪で一日寝込む。 思えば誕生日の前後というのは、わりかし風邪をひきがちだ。3年前も誕生日前に京都を旅行した折、鼻をずるずるさせながら市中をまわった覚えがあるし。気が緩むせいかしら?

辰巳四郎はこんなイラストも…

夕方、書評が書き上がり、ちょうど担当編集者氏に原稿をメールで送ろうとしていたところへ、宅配便で荷物が届く。何かと思ったら、一ヵ月ほど前にふるほん文庫やさんに注文した文庫本3冊だった。届いたのは『巨魁《岸信介研究》』『忍魁・佐藤栄作研究』(…

ゼッコーチョー!

『ウラBUBKA』の書評欄脱稿。文学フリマが終わってからというもの、すこぶる調子がよくて、筆も進む。また今回から文字数を少し増やしてもらったということもあって、前回3回とくらべるとずいぶん思い通りのものに書き上がったと思う。 ……と、調子に乗って…

音樂のあぜ道

24日に発売予定のHALCALIの2nd.アルバム『音樂ノススメ』のジャケ写は、会田誠の「あぜ道」(参照)に似てる。 そう思って、「会田誠 あぜ道」でGoogleで検索をかけてみたところ、ぼく同様この話題に触れているサイトがあった。 でも、これはパクリというよ…

王様・孫様・ウェルズ様

先述の打ち上げにて、ホークス買収がらみで、「しかし考えてみたら、監督が王でオーナーが孫だなんて、面白い組み合わせだよなあ。いっそ、王と孫で『王孫(おうそん)ウェルズ』にしたら面白いのに。だいたい、福岡ソフトバンクホークスなんて長すぎるし」…

見間違えるようなスーツ着た僕を〜フリマ〜フリマで〜見てくれ〜♪(←「木綿のハンカチーフ」の節でどうぞ)

そういえば、きのうはわざわざスーツ着用で気合を入れて会場に乗り込んだのだった。思えばスーツを着たのは昨秋、親戚の法事に出て以来。仕事柄めったにスーツなんて着ないので、きのうぼくのスーツ姿を目にした人はかなりレアですよ、レア。 ちなみに「何で…

誕生日イブの文学フリマ♪

きのうの文学フリマに当ブースにお越しくださった皆さん、本当にありがとうございました! 文学フリマでは久々に顔をあわせる友人・知人や未知の方々と会うことを毎回楽しみにしているのですが、今回も、吉本謙次さん(『綿矢りさのしくみ』の著者。今回はス…

何これ?

spamメールにツッコむのは野暮だと思いつつ、昨日来たのにはさすがに「何じゃ、これ!?」と思うことしきりだったので紹介しておく。 普段は大人しいお魚も魚同士のエッチな映像にはきわめて敏感に反応する事が判明した。 何これ、トリビア? でも魚の視覚って…

舞城王太郎バラバラPOP漫画

http://www.shinchosha.co.jp/maijyo/index.html 目下の仕事を片づけたら、とりあえずこれをまわってみたい。 すでに起点と終点である新宿の2店と、あと恵比寿のアトレのほうは見たんだけど、当然ながらストーリーはさっぱりわかりませんでした。

文フリには影武者が参加…!?

と、いいつつ実は毎月恒例の書評原稿の締め切りが迫っていて、本がまだ読みきれていなかったりするので、文フリ当日は自分の代わりに影武者を会場へ行かせるかもしれません(笑)。もし、顔色の悪い痩身の男がうちのブースに立っていたら、それは影武者だと…

文学フリマまであと一日と少し

一週間とは何て早いんだろう、と思い知らされた一週間でした。同時進行していた本職の原稿が思うように進まず忸怩たるものがあります。冬コミに落選したショックもあるのかもしれません。 一方、文学フリマ用の個人誌は、本日表紙も完成し、ただいま追い込み…

冬コミ落選!

応募していた冬コミへのサークル参加の落選が決定。2001年の夏コミ以来*1、コミケにはこれまで7回連続でサークル参加していたので、まさか落選するとは予期していなかった。今回より合同サークルとして応募したのが災いしたか(それよりも冬コミの会期が一…

11年目に突入

ひっそりと出版生活10周年の日を迎える。そう、初めて自分がお金をもらって書いた文章が公刊されている雑誌(『SPA!』の94年11月16日号です)に掲載されたのが、ちょうど10年前のきょうなのだ(とはいえ、原稿には編集担当の中森明夫氏*1にかなり手を加えら…