どこか文化祭っぽかったQJF

Quick Japan』のイベント「Quick Japan Presents FIVAL vol.001 2004 WINTER」(於:新木場・STUDIO COASThttp://qjf.client.jp/)を、友人を誘って観に行く。一番のお目当てはHALCALIカンニングだったのだけれど、そのほかの出演者も面白くて(ただしダンディ坂野がなぜあれだけうけていたのかは、ぼくにはよくわからなかった。『QJ』の読者はやさしすぎる!)、結局4時すぎの開演から終演まで5時間近くずっとステージの間近に張りつきっ放しだった。
会場の雰囲気は、カンニングの「おまえら、みんなドラッグやっとるんやろ!」というツッコミに反し、非常に健康的な雰囲気に包まれていて、観客もおとなしいぐらいだったと思う。ぼくはかねがね『QJ』に対して、生徒会長的(でもサブカル好き)というか優等生的(でもお笑い好き)なイメージを勝手に抱いていたのだが、今回のイベントもどこか学校の文化祭のノリに近いようなものを感じた。実際会場には制服を着た高校生もちらほら見受けられたし、アルコール類が販売されるかたわらで、協賛のカルビーが袋詰のスナック菓子を無料配布していたのもそれっぽかった。これが『BUBKA』とか『BURST』なんかが主催するイベントだったら、また全然違うんだろうなー。
会場ではまた、『QJ』の森山編集長や、前編集長の北尾さんなど、太田出版の編集者の人たちが来場者の対応に追われるなど慌ただしくしていて、このイベントが『QJ』編集部の手づくりのものなのだという印象を受けるには十分だった。それでもけっして小さくはない会場をほぼ満員にしてしまったのだから、森山さんたちには頭が下がる。
何と、早くも来年夏には次回が予定されているようだが、今回のレベルをずっと維持していくのは大変そうだなあ。影ながら応援しております。

QJFの会場で販売されていた『QJ』最新号(Vol.57)と『CONTINUE』vol.15、それからHALCALIの新譜『音樂ノススメ』(ASIN:B000666RB4)を買う。
QJ』の最新号を見たら、巻末の「Quick Japan Column」のページで『ワラッテイイトモ、』のK.K.氏が何やらまた面白い試みを行なっていて、思わずにやりとしてしまった。ここで紹介されている、K.K.氏がリマスター版の編集にかかわったという映画、観られるものならぜひ観てみたい。