大宅文庫のちょっとした変化

午後、『ウラBUBKA』のとある原稿のための資料を漁りに、世田谷・八幡山大宅壮一文庫へ赴く。よく考えたら大宅文庫に足を運ぶのは、昨年の11月に堀井雄二のライター時代について調べた時以来だ(その時集めた資料をもとに書いた記事は『ウラブ』1月号に掲載された)。数ヶ月ぶりに訪れた大宅文庫では、これまで別々だった閲覧申込書と複写申込書が一枚にまとめられていて、来館者としてもより効率よく作業を進められるようになった。いい傾向だと思う。しかし請求した雑誌の中から調子に乗ってあれもこれもと記事を選んでコピーを頼んだら、コピー代だけで5200円が吹っ飛んでしまった。入館料(通常の入館料500円+再入館料300円で計800円)も合わせると6000円も払ったことになる。原稿の文字数はそんなにないのに、経費で落ちるかなあ……。
ところで、大宅文庫に行く前にちょっと軽く食事をとろうと思ったのだが、八幡山の駅前にはめぼしい飲食店がほとんど見つからず困った。結局モスバーガーに入ったところ、注文した品で一つだけいつまで経っても来ないのがあって、しびれを切らしてわざわざ一階のレジまで文句を言いに行ったら(客席は2階だけだった)すっかり忘れられていたみたいだ。まったく、どうしようもない。
できあがったコピーを受け取ってから大宅文庫をあとにすると、京王新線経由で新宿まで出てそのまま都営大江戸線に乗り換え、先日の土曜(id:d-sakamata:20050205)と同様に車内で書評用の本を読みふける。ただしきょうは一周だけにしておく。それにしても、いま読んでいる本がなかなか面白い。この本と併せて、武田徹の『「核」論』(勁草書房ISBN:4326652721)あたりを再読してみると、また新たな視点が開けるのではないのかなと思った。