Culture Vulture

ライター・近藤正高のブログ

コミケとは病棟の一種なのか?

コミケ30周年を記念して開催されたコミックマーケットスペシャル4に友人らとともに出店。通常のブース以外にも、ゲームのコーナーやら屋台やらイベントスペースも設けられたほか、コミケ事務局のスタッフたちもコスプレで会場を駆け回っていたりと、さながらオタクの学園祭といった雰囲気だった。そのせいかどうか、いつものコミケ以上に濃い人たちが集まっていたような気がする(女装率も気のせいかかなり高かったような……)。
今回はコミケ30周年ということで一サークルにつき一冊ずつ、コミケの歴史をまとめた分厚い冊子(資料価値高し!)が配布されたのだが、それを配本する事務局スタッフの女性たちはなぜか全員ナース服姿。しかも本が渡される際には「お大事に」との一言が添えられ、受け取るこちらとしては何だか妙な気分だった。「お大事に」って、それはやはりコミケ参加者は何らかのビョーキであるという意味なのか……。
肝心の自分たちのサークルの売り上げはといえば、あまり芳しいものではなく(今回のぼくらのサークルでの唯一の新刊だった友人たちの主宰するミニコミ紙の売れ行きもぼちぼちといったところだった)、おそらく当初出すつもりでいた冊子を出してもあまり売れなかったであろう、という結論に達する。ともあれ、当ブースに足を運んでくださった皆さんには改めて御礼を申し上げたい。ありがとうございました。