蔵相に金を借りた国会議員

 前日のエントリでとりあげた大平正芳がらみで、以前テレビで聞いたこんな話を思い出した。
 昔、松岡克由という自民党所属の参院議員が、当時大蔵大臣だった大平正芳(ということはおそらく田中角栄内閣の末期か三木武夫内閣のころだろう)に金を借りた。後日その借金を返しに行ったところ利子がつけられており、松岡議員は「利子がつくようならほかで借りてらあ!!」と憤慨したのだとか。対して大平蔵相は、「いや、利子をつけて貸さないと、君のプライドが傷つくと思って」と釈明し、これにはさしもの松岡議員も頭が下がったという。
 なお、この松岡克由という議員はもともと落語家であり、その高座名を立川談志という。この話も談志家元自身が8年ほど前にテレビ番組で語っていたものである。
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 ちなみに上記のエピソードは、僕がブログを始める以前につけていたウェブ日記(現在は閉鎖中)にメモしてあったものである。
 久々に過去の自分の日記を読んでみたら案外面白かったので、試みに、一日分だけ丸々このブログのほうにUPしてみる(ただし上記エピソードが出てくる日記とは別の日)。あまりにも長いので、再掲載にあたりエントリを二分割したのと、あきらかな誤記を直した以外はすべて原文のままとした。恥ずかしながら、興味がございましたらご一読いただければ幸いです。