『ワラッテイイトモ、』新ヴァージョン!?

早稲田のアップリンク・ギャラリーで開催中の「ワラッテイイトモ、展」へ、友人のG氏とともに訪れる。その展示形式は暗がりの部屋に何台ものテレビが設置され、同作のビデオを観客がヘッドホンをして自由に見ることができるというもので、さっそく再生して野郎二人でモニターを凝視。しかし冒頭のモノローグがなんとなくいままでの同作のものと違うような感じにとらわれる(ちなみにぼくはすでにこの作品を三度ほど見ている)。さらには、「あれっ、こんなカット入ってたっけ?」というカットがいくつか混ざり込んでいるような気も……。どうやら、今回展示されているのは、いままでに各所で上映されたり一部で出回っている(との噂の)ものとはまた違うヴァージョンのようだ*1。これが完全版ということになるのか? いや、ひょっとしたらいま自分の見たものとは、また別のヴァージョンがほかのデッキには入っているのではないかとの思いにもふと駆られる。
その後、ギャラリー内にあるカフェでG氏と話していたら、偶然にも作者のK.K.氏と会う。この展覧会では『ワラッテイイトモ、』以外にも新作としてごくごく短い映像作品(これもサンプリング系の作品)などが展示されているのだが、聞けば会期中には、ぼくも今号の『Quick Japan』で紹介しているK.K.氏が学生時代に制作したメディアアート的作品も展示されるという。そうとあれば、今度は『QJ』の編集者でも誘ってまた来なければ。会期は2月1日まで。詳細はhttp://www.uplink.co.jp/gallery/index.html#iitomoを参照。
K.K.氏とはそれから閉館間際までついつい話し込む。作品について以外にも、笑い飯とかスピードワゴンなど最近のお笑いの話題などが出てくる。あと、何年か前にやっていたナインティナインの深夜番組で、バクシーシ山下監督がアイドルのオーディションと称してあまりイケていない女の子を何人か選びPVを撮るという企画があったが、あれはそもそも何という番組だったか……なんて話も。どこかの雑誌ででもK.K.氏にお笑いの人たちと対談とかさせれば面白いのに、とつくづく思う。

*1:そんなわけなので、まだ見たことがない人はもちろん、すでに同作の“無修正版”を別のところで見ている人も、ぜひ会場に足を運んでください。