誕生日イブの文学フリマ♪

きのうの文学フリマに当ブースにお越しくださった皆さん、本当にありがとうございました!
文学フリマでは久々に顔をあわせる友人・知人や未知の方々と会うことを毎回楽しみにしているのですが、今回も、吉本謙次さん(『綿矢りさのしくみ』の著者。今回はスタッフとして参加されていた)からいきなり受付で声をかけられたのを皮切りに、うちと背中合わせで出店していたライターの山田和正さん(会場で言い忘れましたが、『スタボイ』の記事、面白く読ませてもらいました)とイラストレーター&マンガ家の西島大介さん(西島さんとは今回が初対面。新刊楽しみにしてます!)、それからお客さんとしては、id:sikenさん(「一葉たん回収計画」にご協力ありがとうございますッ)、id:akichuさん(あくびばかりしててすみません…)、ぼくの太田出版時代の先輩で編集者のUさん、同じくぼくの上司だった赤田さん、「大衆決断」のかちゃくちゃさん(id:breaststroking)、id:kijiqさん、あとお名前はうかがわなかったものの、そねさんが社長を務める鉤屋の会員で、「まさかそねさんの書いている雑誌がここで売られているなんて!」と『ZAMDA』を買って行かれた女性等々、実にいろんな人たちと言葉を交わしました。
売り上げも、最初はそんなにお客さんも寄り付かなくて、やっぱり文フリとは相性がよくないのかなーとあきらめかけていたのが、終了時間が近づくと徐々に『ZAMDA』のバックナンバーを中心に売れ行きが好転し、自宅に数冊が余っていた10号がめでたく売り切れてしまったほどでした。その意味でも、今回の文学フリマは非常に充実したものとなった次第です。
ただ、当日朝まで一睡もせず新刊の制作をしていたため*1、さすがに眠くて、一度会場をざっとまわったものの、あとはベンチならぬブースを温め続けた「座りフリマ」*2となってしまったのが、残念といえば残念です。おかげで、あとであのサークルに行くのを忘れた! と後悔したりして。やっぱり文フリにはもう少し余裕をもって参加しないと……と反省しています(って、コミケもそうだけど、何度反省したら気が済むのでしょうかねえ)。
それにしても、前回までの青山ブックセンター本店から今回より秋葉原の「東京都中小企業振興公社秋葉原庁舎」へと会場が移転し、以前より会場が広くなったおかげで、休憩所や参加サークルが文フリ事務局に提出した見本誌を立ち読みできる場所が設けられたりと、会場をうまく利用してるなと感心させられることも多々ありました。ひょっとしたら、今回がこのイベントのさらなる発展の契機になるのではないでしょうかね。
さて、非常に満足しながら会場をあとにしてからは、この日わざわざ高崎から上京して一緒にブースに立ってくれた万里小路信房氏と、今回初めて文学フリマに足を運んだ友人のN氏とともにささやかながら打ち上げを開催。N氏はぼくが翌日誕生日だということをちゃんと覚えていてくれたみたいで、照れてしまう(もちろんうれしかったんですが)。
さらに、夜10時すぎに帰宅して、ネットを覗いてみると、早くもぼくの今回の新刊についてid:katzendrさんという方がホームの日記(http://www.katzendreck.com/diary/kako04/0411_1.html#1114)のほうで感想を書いてくださっていて感激。いやー、いままでミニコミ誌のたぐいを出してきて、これほど早い反応は初めてです。どうもありがとうございます!
そんなわけで、本当に生まれてこの方これ以上ないと言っていいぐらい気分よく誕生日を迎えることができたのでした。これで原稿の締め切りを抱えていなければ、もっとよかったんだけどなあ……(涙)。

*1:何せ原稿が完成してプリントアウトを終えたのが当日午前2時頃でしたから。それからタクシーで西新宿のキンコーズに赴き印刷、その後すぐ近くのファミレスで製本するころにはすでに日は昇っていたという……。

*2:ほら、寝てすごす正月を「寝正月」っていうじゃないですか。あれと似たようなもんです。