ワセリンの正しい使い方

この冬はなぜか例年にないほど乾燥肌によるかゆみに悩まされていたのだが、そういえば正月に実家を出る時母親がワセリンを持たせてくれたっけと思い出して、患部に塗りたくってみたところ、これが効果覿面。ワセリンってこんな使い方もあるんだあ。って、ほかにどんな使い方があるというのか。
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講談社野間記念館に行こうと思っていたものの、出かけ間際に洗濯だの何だのしてるうちに日は傾き、最寄駅の江戸川橋に着いた時には閉館の40分前(16時20分)になっていて結局きょうは行くのをあきらめる。江戸川橋からは方向を変えて、書評用の本を買いに行こうと神保町へ行くことに。ここからだと電車の乗り換えも面倒だし、健康のためにもと思い立って徒歩で向かう。晴天の上、懐も金が入ったおかげで気持ち温かく、実に気分がいい。
神保町に着くとまずサブカルチャー専門の古書店ブックパワーを覗く。伝説の自販機雑誌として名高い『Jam』や『HEAVEN』が何冊も出ていてちょっとびっくり。値段は一冊4000円ほど。まあ相場としてはそんなもんだろうか。古雑誌は集め出すときりがないので、さすがに手は出さなかったが。
それからちょっと建築専門書店である南洋堂(ここは高い本がほとんどなので、だいたい指をくわえながら冷やかすだけでとどまるのだが)も覗いたのち、東京堂三省堂とまわって、めぼしい新刊を物色。自分の中では、新刊を追っかけるのが楽しい時期と、古本を漁るのが楽しい時期と周期があるのだが、どっちかというといまは後者の時期にあたり*1、きょうはいまいち新刊に対してアンテナが反応せず。といいつつも、二店をまわったあとはしっかり新刊8冊の入った手提げをぶら下げていた。まあお仕事ですから。
きょうは書評用の本以外にも東京堂岩波文庫稀少本コーナーで『吉野作造評論集』と『河上肇評論集』を購入。最近なぜか、岩波文庫から出ている個人評論集を買い揃える傾向がある。
それにしても、東京堂三省堂と2店まわっても『ウラBUBKA』とは遭遇できず。いまのところ大書店で同誌を見たのはジュンク堂新宿店だけだ。やっぱり表4(裏表紙)が出会い系の広告というのがまずいんかなあ……?

*1:きのうなど昨年末に古本屋でロブ・グリエの「迷路のなかで」目当てに500円で買った新潮社の『現代フランス文学13人集2』という本(1965年刊行)で、イヨネスコの戯曲「瀕死の王」を初めて読んだら結構新鮮だった。