粟津氏に先立ち、昨年末には木村恒久が、今年に入ってからは福田繁雄、早川良雄と、ここ最近グラフィックデザイン界の巨匠たちの訃報があいついでいるなあ……(朝日の記事)*1。
粟津潔の作品で僕が真っ先に思い浮かべるのは、大江健三郎の『万延元年のフットボール』の装丁ですね。小説とあわせてこの装丁も60年代という時代の空気みたいなものを見事に表現しているように思います。
なお、八王子市夢美術館では目下、粟津や木村の作品などを展示する「氾濫するイメージ 反芸術以後の印刷メディアと美術 1960's−70's」展が開催中とか。
【参照】オフィシャルサイト「Kiyoshi AWAZU.com」
- 作者: 大江健三郎
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