2016年、リオ五輪の夢

 明日の深夜にはいよいよ2016年の夏季オリンピックの開催地が決定する。
 すでに今年はじめのエントリでも表明しているように、私は東京は2016年ではなく2020年にこそオリンピックを開催すべきだと思っているので積極的に応援はしない。が、もし2016年の東京開催が決まれば、それはそれでネタとして7年間引っ張れるなあという不純な気持ちもあって、ちょっと複雑なのだけれども(笑)。とりあえず、あすのコペンハーゲンでのIOC総会はNHKで生中継もあるらしいので、そのゆくえをしっかり見届けておきたい。
 そういえば、先月公表されたIOCによる4つの候補都市(東京、シカゴ、マドリードリオデジャネイロ)の評価では、リオデジャネイロがけっこう高い評価を受けていて正直意外だった。ただ、それを知って、リオ開催ってのも悪くないんじゃないかとも思った。
 かつての東京、あるいはソウルや北京のように経済成長の発展の象徴としてオリンピックをとらえるのなら、目下急成長をとげつつあるブラジルでの開催こそふさわしいだろう。おりしも、ブラジルではリオ〜サンパウロ〜カンピナース間に高速鉄道の建設が計画されており、日本の新幹線を輸出しようという動きもある。
 もし夏季五輪がリオに決まったうえに、日本の新幹線がブラジルへ輸出され、オリンピックにあわせて開通するとしたら――*1そんな想像をすると、どうしたって1964年の東京五輪とそれにあわせた東海道新幹線開業を思い出さずにはいられないわけだが。
 そんなわけで、万が一東京が一次投票で落選したら、日本が各方面で開催に協力する可能性も見込んで、リオの支持に回るといいと思う。ブラジルにはまた約140万の日系の人たちがいるわけだし。

*1:いまのところサッカーのW杯の行なわれる2014年開通目標らしいが、入札が遅れていたり情勢は不透明のようだ。