明日(9月8日)早朝にも、ブラジル・ブエノスアイレスでのIOC総会で2020年の夏季オリンピックの開催都市が決定する。せっかくなので、いまから4年前、2016年夏季五輪開催地の最終決戦での東京落選後に書いた拙稿(個人誌『Re:Re:Re:』にて発表)をここに再掲載しておく。
 ちなみに、東京の五輪誘致について、現在の私の立場は消極的支持といったところ。理由は、競技だけでない広義のスポーツ文化(そこには、下記の文中でとりあげたスポーツ博物館のような施設の運営・刷新も含まれる)に対し国家予算が投入されるには、日本の場合、オリンピックでも開催されないかぎりほぼ不可能だと思うから。もちろん、オリンピックが来る・来ないにかかわらず、スポーツに対し十分な公的支援が行なわれるのが理想ではあるのだが。