情報の兵站術?

と思い立って、日記をつけ始めようとした途端、無情にも使っていたノートパソコンのハードがクラッシュしてしまった。そんなわけで第一回はいきなり自宅ではなく、近所のネットカフェからのUPである。
PCのハードが壊れてつくづく思うのだけれども、やっぱり現在のPCのハードディスクを、信用にたる「保存庫」として捉えるにはまだまだ無理があるのだろう。そう、あれはあくまでも「暫定的保存庫」なのだ。データをインプットしたらどんどん外部に放出していかないと、いつか跡形もなくなってしまう。これは何だか、常に商品を入れ替えていないと機能しないコンビニエンスストアに似ている。コンビニの流通システムは、ベトナム戦争以後に研究の始まった兵站術(ロジスティクス)を取り入れたものだが、それを考えるとぼくらがPCを介して行っているのは「情報の兵站術」だともいえるかもしれない。
それにしても、かつては高速道路で少し速度を出しただけですぐにガタが来た日本車のように、すぐにクラッシュするハードディスクを、そんなこともあったねえといつか振り返る時代が来るのだろうか?