「彫刻」といっても既製品だけどね

ピカソの名作、便器の彫刻に負ける

 [ロンドン 1日 ロイター] 世界の芸術をリードする500人に、最もインパクトのある現代芸術の作品5点選んでもらったところ、便器の彫刻が1位になった。
 ピカソの名作「アヴィニョンの娘たち」が2位、「ゲルニカ」が4位だった。
 ターナー賞のスポンサーとジンの製造会社が行ったこの調査によると、ピカソを負かして見事1位に輝いたのは、マルセル・デュシャンが、1917年に芸術界に衝撃を与えた便器の彫刻「泉」だった。
 また、3位にはアンディー・ウォーホルの「Marilyn Diptych」、5位はマティスの「赤いアトリエ」だった。
(ロイター) - 12月2日16時11分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041202-00000866-reu-ent

「便器の彫刻」だなんて、一般的なデュシャンの認知のされ方というのはまだまだこの程度のものなのか……。とはいえ、いまだにこういうふうにどこかスキャンダラスな扱いをされてしまうということは、デュシャンの芸術の本質を突いているのかもしれない。