今村昌平とテレビアニメ

ETV特集今村昌平に捧ぐ〜スコセッシが語る映像美学』を見ました。
今村昌平についてはほとんど知らず、この番組で初めて知ったことも多かったのですが、特に印象に残ったのが、今村昌平が借金を抱えて映画を撮れなかったころ、代わりに昭子夫人がアニメ制作会社の下請けをして生計を立てていたという話。番組中の夫人の証言によれば、制作会社から委託されたセル画を家に持ち帰り、40人ほどのスタッフとともに色塗りをしていたとか。作品としては『あしたのジョー』や『アタックNo.1』などあの時期のテレビアニメをかなり手がけていたそうです。