京急沿線ぶらり途中下車の旅
羽田から足を伸ばして、川崎大師へ。
その境内に作曲家の古賀政男の銅像を発見。
なぜ川崎大師に古賀政男像が? と思いきや、台座側面の碑文によれば、川崎大師の本尊である弘法大師(空海)への帰依に篤かった古賀は、《その大いなる霊験の法悦に感激し、報恩謝徳の誠心を以て、「川崎大師賛歌」を作曲し、昭和五十二年三月二十一日これを献歌》したのだとか(銅像は1984年に建立)。台座前面の「古賀政男先生像」と記されたプレートの下には、くだんの「川崎大師賛歌」の楽譜と歌詞を刻んだプレートが掲げられていました。
境内にはほかにも、戦後、昭和天皇に侍従長として長らくつかえた入江相政の歌碑も。その歌は「わがこころすはるゝごとしいつの日も風信帖の一字一字に」というもの。ちなみに「風信帖(ふうしんじょう)」とは、空海が最澄にあてた三通の手紙を、後世になって一巻の巻物に仕立てたものらしい。
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