初期フジテレビの多士済々ぶりはすごい

 8日に亡くなったフジテレビの元プロデューサーの横澤彪の通夜が、きょう行なわれた。日刊スポーツの記事に添えられていた氏神一番ブッチー武者のツーショット写真に、不謹慎ながら笑ってしまう。
 横澤といえば、昨年11月に亡くなったテレビプロデューサー・常田久仁子のかつての部下である。4年前、J-CASTの連載コラムで横澤は、常田について紹介していた。横澤もここ数年は病気を抱えていたとはいえ、まさか先輩である常田のあとを追うかのように亡くなるとは思わなかったが。
 それにしても、初期のフジテレビの人材というのは、ほかのテレビ局とくらべてもじつにバラエティにとんでいるような気がする。……というわけで、次のようなリストをつくってみた。吉永小百合の旦那と、ドラクエの作曲家と、極妻の監督が同期だったとは!(ちなみに五社監督は、『ひらけ!ポンキッキ』の企画にもかかわっているとか)

――1957年11月18日 フジテレビジョン設立(当時の社名は富士テレビジョン)――

1958年入社
 野田昌宏(テレビプロデューサー、元日本テレワーク社長、SF作家、翻訳家。2008年没)
 妹尾河童(舞台美術家、随筆家)
 常田久仁子(テレビプロデューサー。2010年没)
――1959年3月1日 フジテレビ開局――

1959年入社
 岡田太郎(テレビプロデューサー、元共同テレビ社長、吉永小百合の夫)
 すぎやまこういち(作曲家)
 五社英雄(映画監督。1992年没)

1961年入社
 日枝久(現フジテレビ会長)

1962年入社
 横澤彪(テレビプロデューサー。2011年没)

1963年入社
 露木茂(アナウンサー)

※このほか、ばばこういち、写真家の白川義員なども、設立まもないフジテレビで勤務経験がある